華岡青洲の妻

最終回

女である於継が「築いた城」ってなかなか言えることじゃない。失明したが,於継の後を継いでキリリとした面持ちで歩く加恵。ちゃんと城を守ってるんだなぁと伝わってくる。 研究が一段落してしまった青洲だが,胸を突かれて苦しむ女を治療する。医術の効果が…

第5回

青洲はついに於継に薬の違いを言ってしまう。それに激しいショックを受ける於継。小陸に連れ去られるときに於継の白足袋を履いた足と小陸のはだしの足を同時に映す対比がうまい。 於継を気遣う加恵は,光を失っていた。痛みがあっても失明まではしていないと…

第4回

ついに人体実験にのぞむ加恵。利発な小弁は京で学びたいという。女は男の肥やしになるしかない時代(だと思うのだが)に小弁の言葉は哀しい。 実験で消耗した加恵を労わるように母に命令する雲平。雲平にならいくらでも尽くせても,加恵には嫉妬の念を覚える…

第3回

洗濯物や南瓜で戦う於継と加恵。原作にはここらへんの描写はなかったはず…。というのは,それらのことがふっとぶような事件が起こるからで…。 於勝に乳がんが出る。原作では「癌」を「岩」と書いていて治療することが出来なかった当時,癌が進むだけ進んでし…

第2回

今期いちばん楽しみに見ているかも…。 雲平が帰ってくるともともとの家族でツーカーになってしまうわけで,蚊帳の外はつらいね。妹たちにとっても生活の全てを捧げた偉大な兄なわけだなぁ。 京で買ってきたピカピカの手術道具。今の道具よりずんぐりしてるけ…

第1回

有吉作品にあこがれのある自分としては,「これが和歌山弁かぁあああ!」と感動です。「〜のし」とか「〜して頂かして」ってこういうふうなんかぁ。嫁入りのシーンでの紀の川も美っついのう…。 6回あるからか,省略するエピソードはなく描かれていくようで,…