いつものような一日

図書館に本を返しに行く。遅くなっていたので係の人に謝り,「待ってる人いるんですよ」と言われてさらに謝り,「ほんとにもう頼みますよ」といわれてもう一度謝る。1冊はさらに延長手続きをした。
ドトールでケーキをかじりながら借りた「ファイヤーボール・ブルース」を読み始める。「グロテスク」以来だな。主人公の属する世界をていねいかつハードに描いていて引き込まれる。それから商店街へ向かい,書店で本を眺めるふりをして棚の前でぼーっとする。家でもぼーっとできるのに,外に出てボーっとするのが自分は好きなんだなぁ。
日が暮れる前に食材を買い込み,シリコンプレーヤを聞きながらシチューを作る。野菜が柔らかくなるまでの間,ガス台の前に椅子とヒーターを置いて,暖まりながら問題集を解いた。そうまでするならちゃんと時間を取ればいいようなものだが,それは損した気になってしまう。だからといってそもそも試験をやらない選択もしたくないのだ。
それから実家からもらった青梗菜を牡蠣ソースで炒め,がんもをあたためてアボカドを切ってわさび醤油とあえて食った。