第18話

しゅうはただでは済まないと思っていたので,ある意味この程度で済んでほっとしている…。
しゅうの問題をクラスで解決してから警察に引き渡したいという金八。さんざん後手後手にまわっていた金八先生だが,「今の3Bならそれが出来る」といえるようになったことは成果なのかもしれない。伸太郎もすっかりたのもしくなったし。
しゅうは目覚めた直後もまだ麻薬の症状が残っていて幻覚を見たり幻聴を聞いたり。実際に知ってる人がこうなっているのを見たらやりきれないだろうな。しゅうを脅かしたヤクザの資金源になっているという指摘はもっともで,それもやりきれない。
金八先生が読む詩によって正常な意識を取り戻すしゅう。「ドラッグを憎んでいたから1回でやめられると思った」という言葉は重い。例え憎んでいたとしても,ドラッグを利用しようと思った者をドラッグは逃さないわけですな。
しゅうは前半では一番まっとうで強かったわけで,逮捕は確かに悲しい。しかし周囲の状況があまりに凄まじかったのでお母さんもまっとうになったしお父さんも入院してるし,舞子だって崇史だっているんだしこれからじゃないか,と思ってしまう。でも水谷先生の本のデータは重いですね。