第11話

私は上戸彩をドラマでロクに見たことがなくて,もっぱらCMかマシューに出てるので知っているのだが,これに出てるのと今とでずいぶん印象が変わったんだなぁ。初々しいというのはそれだけで貴重だなー。ドラマとして見ると2〜3年経ってるというコトなのかな,長髪になって男らしさがなくなってる気がするのだが,髪切ったりは出来ないんだろうしなぁ。
旧3Bはオトナだなぁと思うが,今の彼らも18くらいになればそんなものかな,でもそうなると彼らはキャラ立ちが急速に弱まりそうな気もするな…。それはともかく危機感に欠ける彼らだが,語呂合わせはうまい。
前作を見ていないのでわからないが,直が男になりたいというのはなんでなのかなぁと思ってしまう。男(女)でも男(女)らしいものが100%好きなわけではないしなぁと思う。だが,「好きになる」という感情は大きなポイントなのだろうな。男(女)であることは一般的には持たなくてよい悩みで,理屈でわかることじゃないから余計に答えが出なくて苦しいのだろうと思う。でもそういう苦しみを経て世界を変えていってほしいという金八先生の言葉はいいな。
金八先生が青木先生であわててしまうのは,彼が立派な人間でもしそういう意図があれば娘を託さざるを得ないと思っているからかな。銀ちゃんはアドリブっぽいしゃべりが毎回ナイス!
崇史はつらいなぁ。悩みを打ち明けたいのにしゅうも余裕がなくて。それでもさらっと現状を話せればよかったのだが,まだ強くない彼は重い話として飲み込んでしまう。
しゅうの母が痛み止めって…と思うがやっぱり薬であった。ヤクザに相対して「石にけつまずいて死ぬ人もいるからそれに比べたら生徒守って死ぬ方がましだ!」という金八先生。今までの穏やかな流れからすると落差が大きいと思いつつも感動してしまう。お母さんは背負いきれない分まで背負って虐待までしてしまって哀しい。悲しむしゅうにも泣ける。が,あそこまでしてくれた金八先生にやっぱり心を閉じているのが腹立たしい。文句いうなら崇史じゃなく金八先生に気持ちをぶつけりゃいいじゃんか。外向きの笑顔で弁当受け取ってるんじゃない。
もちろん崇史の事情をしゅうは知らず,恵まれた彼にやりきれない想いをぶつけたかったのだろうが…。ただこのままドラッグというのはちょっと悲惨過ぎないかなぁ。やめてくれよー。