「将軍、死す」

死に行く者には皆親しみを感じる。
好きな相手はいないのかという問いに「剣の道に生きる」という平助。その彼が沖田を止めて「皆が沖田さんのようにはなれない」というところでさらに泣けた。周平を見やる平助も大人っぽくなったなぁと思う。
沖田は変わっていないようだけれども斉藤のところまで登りつめてしまったんだなぁ。一方斉藤はゆとりをもって物事を見られるようになってきたのか。
雨降って地固まる,といったところか。無論,このように「コスト」をかけていては,多くの隊士を抱える新選組を維持することは「無理」なのかも知れず,また粛清が行なわれていくのだろう。外堀の隊士たちは新選組にいるメリットをちゃんと享受できているのだろうか。法度で縛る替わりに,外の圧力には組がしっかり隊士を守っているのならば良いのだが…。
しかし歴史に絡んでいけないことには苛立ちを感じる。近藤は中ではかっこいいが,外ではのんびりしすぎに見える。外交に土方の力が活かせれば良かったのではないかなぁ。