最終話

1回で終わるのかなぁと思ったらきれいにまとまりましたね。富良野が現地へ向かうまでの流れもイカニモな感じだったけど,ミッチーがコミカルに逮捕されて見せたのがよかった。
富良野と羽根井の組み合わせ。よくよく考えたら羽根井もいいキャラだったのに出番が少なくて残念だったなぁ。万智子が八雲を奮起させるように怒るのもお約束だけど,その台詞も役柄にあってた。
少年時代の八雲に佐藤和也くんとゆーのは東京電力のCMを見て決めましたか?すごく説得力のある少年役でしたが。
事件の説明から解決までは最短だったのか?自分で回転してる平山あやナイス!それぞれのキャラが最後にはほーんとしっくりハマったと思う。
民俗学の意義みたいなことになんかすごく納得されられてしまったよ。たしかに民話やわらべ歌ってそういう悲しい事実を内包しているものなのかもしれない。今は形を変えてしか語られない悲惨さというのはないのかもなと。全く無いことになるか,明らかにされるか。そのような時代にあの哀しみはないものなのかもしれないなぁと思う。そしてわらべ歌には無害な歌詞だけが残っている。
でも,八雲の父はそれを時間と人間の持つ力だという。哀しみは癒されてよいのだと。そうだなぁと思うと同時に,穏やかで暴力を好まない八雲のキャラにもそれがつながって話としても芯が通った感じ。
冬に咲く桜のことが知りたければ民俗学より生物学では?と思ったけど,過去の事例として冬咲いた桜が出てくるなら民俗学でいいのか…ていうか,父親の影響だったわけですな。
話としてトリックのようなとんがった感じはないけど,平和主義者の八雲樹とそれをめぐる人々はどんどん納まりが良くなっていって,自分はそれぞれのキャラに血が通ったように感じていたし,すごく楽しみに見ていた。公式ページも全部見られてなくって悪い*1と思うくらいに熱心に作られてて,スタッフにも好感を持ちました。ミステリーとかサスペンスじゃなくて事件の裏の悲しさと民俗学をメインにして是非パート2をやってほしいな。
で,最後のマイキー光博くん?は激似でしたね。なんで?ミッチーがそういう顔だから??

*1:一視聴者なので悪く思う必要はないんですが