「再会」

あと3回で終わるとは思えないオープニングだ…。おみつさんに薩長のことを話すところや,勝に相対するところを見ていると近藤の考えが凝り固まってしまったなぁ…と思えるのだが,勝は近藤が自分の意志を見抜いているという。
勝は今回も江戸っ子っぷりを発揮していて,あんまりに江戸っ子なのでビートたけしにも勝海舟やってもらいたくなっちゃったよ。山岡もずいぶん久しぶりだが,彼は彼で奔走していたのか。
地雷を踏みまくるおみつさんだが,何故ひでの話を聞いてくれないんだ。沢口靖子は声がいい。
また演説できないネタかーと思いつつ,宴会はいったい何故やったのかなぁ。勝の意志を汲んで急がないつもりだったのかと思ったけど,やるからには勝つという。近藤,土方には故郷ということでここでの滞在時間は特に気にならなかったのか。心配する永倉をよそにどんちゃん騒ぎとかブカブカの鎧の周平と鍬次郎とか。悲壮さがないなぁ。
お琴をどう描くのかな,それでもあなたに惚れているのよーと書くのかな,と注目していたけど,新選組の悪評を伝える役だったか,怒りを込めて。それでいいんだと思う。総司は土方を励ますことが出来るけれど,もっと伝えたいことは色々あるだろうなと思う。
自分には永倉の視点を超えることが出来ず,あの斉藤が鼓舞しても「そうだ!いける!」とはならなかった。斉藤が新選組で出会った人々によって変って行ったことはわかるのだが,永倉が想っている新選組はより理想の純度の高い組織なんだろうな。斉藤は全てひっくるめて新選組を信じてるんだろう。それに感動できない自分がちょっと寂しい。