第4回

カバチタレでもあったコミカルな想像のシーンの,漫画っぽい表現が強化されている。
時間軸が長いと人の心の移ろいみたいなのがわかって面白いのかも。ただ,健一はやはり薄すぎ。一方で同級生と会ったときにはごく自然な好青年なのでやっぱり仁子とあっていないんだろうな。
そしてドラマティックな南原教授とはお似合いの仁子。つっかかっていっちゃったり半端だなぁ。中途半端な理想主義という指摘は諫早湾とどうリンクしていくのかな。
サンダース氏のニセモノっぽさというか,伊東四朗まんまな怪しさが素敵だ。サンダースさんに嘘を突き通すためにパーティに出る仁子だが,相手が南原じゃなければ絶対断ってるよなぁ…。
研究室のミスの子は結局研究室でイブを過ごすことにしたのか…。
あとは生で茄子食べてみたいなぁとか,仁子のケータイ登録の大先生って教授が入れたまんまなのか?とか。
モモンガがつなぐ仁子と南原の縁。それはなかなかドラマティックではあるのだが,仁子の半端さがちょっと苛立たしい。自分が見てきた大森作品のヒロインはうじうじしててもいさぎよさが魅力だったんだけどなぁ。仁子は研究も頑張ってるし,恋愛も頑張ってるしすごいキャラなのに,うーむ。