かくして今日も一日が過ぎる

今日は外に出たら朝からあったかくて「あぁ,そうだ。去年はこのあったかさの中ジョギング始めたんだ」と思う。今年も桜の季節の前後だけでもやりたいなぁと思いながら歩いた。
昼間はもうひたすらに眠くて気持ち悪いくらいだった。体調悪いのかと思ったら眠いだけだったらしい。
また延滞してしまった図書館の本を帰りの電車で詠んで返そうと思ったが読み終わらず,ラーメン屋さんへ入って読む。ラーメンがことの他早く来てやはり読み終わらずラーメンを食べてファストフード店へ。一番安い紅茶を頼んで読み終え,紅茶を飲み終えるまでに問題集を1問解いた。

 第18話

しゅうはただでは済まないと思っていたので,ある意味この程度で済んでほっとしている…。
しゅうの問題をクラスで解決してから警察に引き渡したいという金八。さんざん後手後手にまわっていた金八先生だが,「今の3Bならそれが出来る」といえるようになったことは成果なのかもしれない。伸太郎もすっかりたのもしくなったし。
しゅうは目覚めた直後もまだ麻薬の症状が残っていて幻覚を見たり幻聴を聞いたり。実際に知ってる人がこうなっているのを見たらやりきれないだろうな。しゅうを脅かしたヤクザの資金源になっているという指摘はもっともで,それもやりきれない。
金八先生が読む詩によって正常な意識を取り戻すしゅう。「ドラッグを憎んでいたから1回でやめられると思った」という言葉は重い。例え憎んでいたとしても,ドラッグを利用しようと思った者をドラッグは逃さないわけですな。
しゅうは前半では一番まっとうで強かったわけで,逮捕は確かに悲しい。しかし周囲の状況があまりに凄まじかったのでお母さんもまっとうになったしお父さんも入院してるし,舞子だって崇史だっているんだしこれからじゃないか,と思ってしまう。でも水谷先生の本のデータは重いですね。

最終回

女である於継が「築いた城」ってなかなか言えることじゃない。失明したが,於継の後を継いでキリリとした面持ちで歩く加恵。ちゃんと城を守ってるんだなぁと伝わってくる。
研究が一段落してしまった青洲だが,胸を突かれて苦しむ女を治療する。医術の効果がより普通の人にとっても凄かった時代だったんだなぁと思う。
居間にある「南朝天子…」という掛け軸はなんだろう?和歌山あたりだと南朝を支持していたのかな?
喉がつらそうな小陸を見えない目で気遣う加恵。それに教えられて小陸を診察する青洲だが,小陸もすでに自分の病を見抜いていた。障害を乗り越えたと思う度にかなわないものに気づかされる青洲…。そして身を粉にして働くことで病から気を紛らわせる小陸,美しい。しかしじきに彼女は床についてしまう。
病人に相対する青洲の真剣さは人を生かすために刀を握る武士だなぁと思う。しかし血管の岩は斬ることが出来ない。そんな青洲の元に乳岩に侵された母を持つ商人が。いよいよ青洲の念願をかなえる日が来た。だが,生かそうとして別の病を生んではいけないと自戒する青洲。加恵の失明は通仙散だけでなく青洲の謙虚さも生んだのだ。
苦しむ小陸に涙する加恵。「姉と呼ばれながら…」からのくだりは原作のまま。凄いよなぁと今回も見入ってしまった。小陸は姑と嫁を見ていて嫁に行かず,姑にもならないで済んでよかったという。米次郎が聞いたら卒倒しますがな。鋭すぎる小陸に返す言葉のない加恵。
「至らぬ嫁だ」と泣く加恵をなぐさめる青洲。(ドラマでは?)青洲が於継と加恵に深く感謝し,わかっていてくれていることを救いとして出しているんだなぁ。墓が本物らしいことに感慨を受ける。原作では小陸の言葉を返すことなく小さな墓の描写に行き,それよりはるかに大きな青洲の墓を語って終わるわけだが,ドラマでは青洲の墓は出なかったな。
私は有吉佐和子が好きなので見ることにしたのだが,このドラマから有吉作品に入っていく人もいるんだろうなぁと思えるくらい原作の台詞を生かしていて良かった。キャストも皆はまっていて,元々よいだろうなぁと思った方もそれ以上によかった。
長い時間軸のドラマながらずっと夏のシーンで,夏に再放送してくれたらまた格別だろうなぁ。良いドラマでした。

第7話

なんだかバタバタしている「森の時計」。遭難騒ぎの合間に拓郎の家庭教師だった男が。拓郎は尊敬する仲間を偲んで刺青を入れたそうだが,仲間との過去とい
うものからすっかり決別してしまったのかなぁ。ちょっとそこが解せない。
マスターは他人に息子として拓郎のことを言うのはいいな。
遭難のほうは入れ替わり立ち代り人が来たり夫を不安に陥れるようなことを常連さんたちが言ったり。んー,「森の時計」にそぐわない感もあるけどそういう味も「森の時計」なのか?
やっぱり事件が多い回はなんか乗れないなー。
来週のゲストもぜいたくだな。アズは「食べろ」と言われると一気食いしか出来ないタイプだと思うので,落ち着いて道理を聞かせて欲しいものです。

第8回

さて2005年。きちんと成果を発表する場を持ち,それなりに成長したみたい。教授と一緒に諫早に行ったがために勝田のグループと関わることになるのが面白い。
神宮寺教授が一緒に暮らしてた相手って相島一之さんじゃないっすか!ぶはははは!!意外過ぎる!ってしかもダンナなのかよ!!夫は出ないのかと思ってたら出たのも予想外だったし,葉加瀬太郎っぽいテイストの人を予想していたので意表を突かれまくって非常にウケた。
健一も落ち着いて成長した感じ。仁子もきれいになったし,2005年のための今までだったのかもしれないが,8回は長かったかもなー。サチコが結婚というのは堅実な人生歩んでるっぽくていかにも。
研究室の顔ぶれは変わってない。阿部がより研究室の柱になった感じがするけど。シールを集める仁子はビンボーだからという部分と実現するかしないかという不確定性に夢を見ているように感じられる。
「片思いならいいのに」というのはわかるなぁ。片思い以上があり得なければそれはそれで幸福かも。そういうのって芸能人のおっかけみたいなものかな。
街角で教授を見かけて確認する仁子。南原は日本にいたが,登場の仕方はやはりドラマチックに。
「半年連絡がない」という最後の連絡は留守電で「愛してる」だったのかー。半年連絡がないことがこれでがらっと変わってくる,うまいな。半年の間にそれぞれ想いを深めて「いとおしい」という感情まで高めたわけですね。しかし健一と別れてからすっかりジェットコースタードラマになったジーンではこの蜜月も長く続かない模様。未来はどうなる?

第7回

先週の分。
遭難して救われた直後に出汁巻卵が作れる仁子は尊敬に値するなぁ…。
「自分のコピーが仕合せになれるかどうかの自信がない」って言う人結構いたなぁ。ずっとそう思っているのかわからないけど。現代人には結構重いテーマなのかも。
健一と遭遇したりしつつ(うじうじするムシオはますます冴えない…)教授とはいい感じの仁子。テニスのCGは出来がよかったと思う。そこからの教授とのシーンはホントに盛り上がったなぁと。純情だった仁子には教授はひたすら尊敬の対象だったのかも知れず,教授としてはこれからどんどん伸びて変わっていく仁子がまぶしかったのかもしれないなぁとか思ってしまう。別れまで一気に話が動いて非常に良かったですよ。
もしかしたら,大森美香さんはウソの恋愛を書くのが苦手なのかなぁ。健一は当て馬なのが決まってて,だから所詮はその程度,という関係として描かれてしまったのかも。見てるには経過をたどって欲しいわけで一応盛り上げて欲しかった気がする。

クラシック

ムソルグスキー:展覧会の絵バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)ホルスト:惑星
先週,ユニコーンのベストが急に欲しくなってCDショップへ行き,なかったのだが何か買いたい気持ちだけが残っていつか買おうと思ってた「展覧会の絵」を買うことにした。
展覧会の絵 (アドベンチャーゲームノベル)
きっかけとしては「ハウルの動く城」の動く城を見てバーバ・ヤーガを連想したからなんだけど,元々知っていたのはゲームブックで同名の名作からであった*1。この本はゲームがクラシックの背景の素晴らしいガイドとなる類い稀な作品であるが,そこでオリジナルはピアノだということを知ったのだった。それをふと思い出して7枚ほどある中からラヴェル版とピアノ版が収録されたものを買うことにした。
まだなんだか買い気が抜けないので,2枚買うと安くなるというものの中からバッハの無伴奏チェロのカザルス版と惑星を選んだ。自分にとっては無伴奏チェロというとエヴァだし,惑星というと(元々知っていたにしても)平原綾香なのでちょっと気恥ずかしいが,耳に馴染むという点ではよいだろうと思う。
なのでここのところは料理や長めの作業のときにはこれらを流しているが大変良い感じだ。時間が経つことを忘れて作業を進めることが出来る。
思い出すと,私が子供のころには,母は夕方になるとクラシックをかけながら料理の用意をし,それを聞きながら宿題したり本読んだりしていたものだった。最近ではコーラスの練習のためにクラシックが実家で流れることはなくなってしまったが,子供のころはそれなりにいろいろ聞いてたんだよなぁと思い出した。
誰のバージョンがよいとか演奏者や指揮者のこだわりはそうなかったと思うので自分もそういうのが良くわからないが,今聞いているのはどれも心地よく流れている。

*1:自分が持っているのは再販されたものではなく創元社のものだが